ラウル・ロハス
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ラウル・ロハス(Raul Rojas、1941年12月2日-)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の元プロボクサー。元世界フェザー級チャンピオン。日本のファンには、西城正三がタイトルを奪った相手として、また沼田義明の奇跡の逆転劇の相手として知られる。
[編集] 略歴
1963年1月デビュー。以後1引分けを挟んで23連勝を飾り、1965年5月7日無敗のまま時の王者ビセンテ・サルディバルに挑んだ。強豪王者を向こうに回して健闘したが、最終回に力尽き15回KO負け。1968年、王座決定戦でエンリケ・ヒギンズを判定に破り、念願のタイトルを獲得した。
しかし、その直後の西城正三とのノンタイトル戦で敗れ、同年9月28日、今度はタイトルを賭け西城と戦うが、そのスピードについて行けず15回判定負け、初防衛はならなかった。
1970年9月27日、階級をジュニア・ライト級に上げ、沼田義明の持つ世界王座に挑戦した。4回まではロハス優勢の展開だったが、5回、沼田の放ったただ一撃の右アッパーカットに沈み、KO負けを喫した。同年引退。
[編集] 通算戦績
47戦38勝(24KO)7敗2引分け