ラミーキューブ
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ラミーキューブとはトランプゲームジン・ラミーを元にした、数字パズル的テーブルゲーム。最初に手札の中で同色の続き数字や色違いの同数字の3枚以上の組を作り卓上に出す。出された牌は他のプレーヤーでも自由に利用することができ(各プレイヤーの手番中に限る)、手牌を全て出し切ったプレーヤーが勝利。
3年に1回、世界大会が開催されている。第1回と第5回大会で日本人の桑原正人氏が優勝。氏は1991年の第1回大会の開催地イスラエルを舞台にしたゴルゴ13の「ジョーカーを砕く」において、ストーリーには関わらないが実名で登場している。
[編集] ルール
4色(青・赤・黄・黒)1~13までの牌を使って同じ色の連続数字(ラン)か同じ数字の色違い(グループ)を3枚以上セットにし、場に出す。
最初に出す時には、数字の合計が30を上回らねばならない。
手牌だけで組を作るのではなく、場に出ている組を崩して自由に組み合わせても良い。ただし場に出ている全ての組が成立していること。 この組み合わせの変更をアレンジと呼び、このゲームの一番の特徴ともいえる。 アレンジによって場の流れが大きく変わることもあり、相手の出方をみる洞察力も要求される。
また、このゲームにはトランプのようなジョーカーが2枚存在する。ジョーカーはすべての数字の代わりに使うことが出来るが、以下の制約がある(ただし最近はこの限りではない)。
- ジョーカーの含まれたランやグループはアレンジすることが出来ない(追加は可能)
- ゲーム終了時に手牌に残っていると失点の対象になる
全ての手札を出し切ったプレーヤーが勝利し、その他のプレーヤーは手札の合計分だけ失点。規定会のプレーで得点(というか失点)を競う。
[編集] ゲームの特徴
ルールを見ると分かるとおり、思考パターンや雰囲気は麻雀に近いものがある。ただし、手番中ならばいくらでも牌を場に出したりアレンジをすることが出来るため、ゲームの展開は麻雀に比べるとスピーディーである。 また、手番に制限時間が設けられているのも特徴のひとつで、緊張感の中でいかに冷静な判断力を維持できるかが勝利の秘訣とも言える。
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