ラーワルピンディー
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ラーワルピンディー (Rawalpindi راولپنڈی) は、パーキスターン北部パンジャーブ州、イスラーマーバードの南約10kmにある都市。短くピンディとも。
北部パキスタンの商工業の中心地で、パーキスターン軍司令部や情報機関が置かれる軍事都市でもある。陸軍医科大学やファーティマ・ジンナー女子大学などの大学がある。カラーチーからイスラーマーバードへの遷都が完了するまでの1960年から1966年にかけて、仮の首都が置かれていた。
近郊の首都イスラーマーバードが整備された人工都市であるのに対し、生活感の溢れる都市である。
2003年12月14日、ラーワルピンディー郊外の橋がムシャッラフ大統領の車列が通過した直後に爆破される暗殺未遂事件が発生したが、大統領らに被害はなかった。それから間もない12月25日には、またもムシャッラフ大統領の車列めがけて爆弾を積載した車両が突入する自爆テロ事件が発生、やはり大統領らは被害を受けなかったが、市民14人が死亡する惨事となった。