リブロース
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リブロース | |
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IUPAC名 | 1,3,4,5-テトラヒドロキシペンタン-2-オン |
分子式 | C5H10O5 |
分子量 | 150.13 g/mol |
CAS登録番号 | D体 [488-84-6] L体 [5556-48-9] |
形状 | 無色油状 |
SMILES | C(C(C(C(=O)CO)O)O)O |
リブロース (ribulose) はケトース、五炭糖に分類される糖の一種。化学式は C5H10O5 で、自然界にはL体、D体の両エナンチオマーがともに存在する。
1位と5位にリン酸基のついたリブロース1,5-ビスリン酸は、光合成のカルビン - ベンソン回路において、二酸化炭素を固定する重要な働きをしている。そのため、この反応を触媒するリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼは地球上で最も多いタンパク質となっている。
また、5位にリン酸基のついたリブロース5-リン酸は、ペントースリン酸回路で作られ、核酸を構成するリボースを作る原料となる。
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