リンホフ
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リンホフ(Linhof)は、ドイツのカメラメーカー。世界で初めて組み立て式フィールド用大判カメラを製造したパイオニアであり、スタジオ用大判カメラを製造しているジナーと並んで世界最高峰の大判カメラメーカーとして知られる。 1887年(明治20年)ドイツのミュンヘンにて操業開始。創業者はバレンチノ・リンホフ。 1889年(明治22年)今のテヒニカシリーズの原型といえるドロップヘッドカメラを発表。
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[編集] 製品
レンズボードには、リンホフ規格が用いられており、他社製品も含め、対応機種は数多い。 現行リンホフ規格ボードは、SUPER TECHNIKAIII型以前には装着できない。 その他製品に自由雲台、クイックフィックス三脚コネクタがある。
[編集] テヒニカ
フィールドカメラ。リンホフの代名詞ともなっている。現行はマスターシリーズ。それ以前はスーパーテヒニカシリーズ名で最終はV(5)型。 マスターテヒニカとスーパテヒニカが併売されていた時期は、距離計付きがスーパー、距離計無しがマスターの住み分けだったが、距離計無しのマスターテヒニカは日本輸入代理店による別注品で世界的には希少数だといわれている。 距離計連動のためのカムはレンズ個別に調整が必要で、カムが付いた状態でのベッドダウンは蛇腹に当たる事があるので、注意が必要。
- MASTER TECHNIKA 45Classic - レンジファインダーを内蔵
- MASTER TECHNIKA 2000 - レンジファインダーを非内蔵
- エアロテヒニカ - 航空撮影用
[編集] テクニカルダン
- TECHNIKARDAN S23 - 6x9cm判ビューカメラ
- TECHNIKARDAN S45 - 4x5インチ判ビューカメラ
[編集] テクノラマ
- TECHNORAMA 617 S III - 6x17cm判交換レンズ型パノラマカメラ