ルクオイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルクオイルまたは、ルークオイル(Template:Lse) (露Лукойл、英LUKoil)は、ロシアの石油企業。ロシア最大の石油会社である。ロシアの新興財閥(オリガルヒ)の一つ。
1991年にソ連閣僚会議決定により、ランゲパスネフトガスLangepasneftegaz、ウライネフテガスUraineftegaz、および、コガィムネフトガスKogalymneftegaz3つの石油採掘企業が統合され国家コンツェルン「ランゲパスウライコガリネフトLangepasUraiKogalymneft」として発足。1992年11月のロシア大統領令と1993年4月の政府命令に基づいて、正式に公開型株式会社・石油会社ルクオイルとなった。1995年ロシア連邦政府の決定に従って、ルクオイルは、西シベリアを始めとして、バシコルトスタン(後に離脱)、ボルゴグラード、ペルミなどの精油所、石油化学工場を保有し、更にアストラハン石油などをグループに加えた。アメリカのアトランチック・リッチフィールド会社(ARCO)は、ルクオイルの戦略パートナーであり、ルクオイルの株式のうち、1999年現在で7.7パーセントを保有している。
2004年9月、コノコ・フィリップスはルクオイルに対して7.6パーセント出資金を増額し、更に今後20パーセント以内の増資が可能な協定に署名した。また、両者は、ロシア北部ティマン・ペチョラ地区で油田及びガス田と、イラク西部のクルナ地区を共同開発することでも合意した。