レズビアン・ゲイ映画
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レズビアン・ゲイ映画(レズビアン・ゲイえいが、Lesbian and Gay Film)は、映画のジャンルのひとつである。ゲイ映画と略称することも多い。性的傾向にかかわるテーマをもった映画であるが、必ずしも性的な映画や恋愛映画であるとは限らない。レズビアン、ゲイという生き方を選択した人間の悲喜劇、ドラマを扱うのが主題になっている。欧米ではこのテーマの映画は一貫して製作されているものの、日本ではあまり観客数を望むことができないため、余程の人気のある俳優が出演しているのでもない限り、輸入・公開されることが少ない。
日本ではゲイ・ポルノあるいは薔薇族映画と呼ばれる性描写のある映画ジャンルも存在しているが、限定された成人映画館でしか公開されていないため、一般に見ることは難しい時期が続いていた。現在では、2005年度で15周年を迎える東京国際レズビアン&ゲイ映画祭や、2005年に再開された関西クィアフィルムフェスティバルの影響などにより、徐々にそのイメージは変わりつつある。
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[編集] 主なレズビアン映画作品
- 彼女の彼は、彼女(1994年、フランス)
- バウンド(ウォシャウスキー兄弟監督、1996年、アメリカ)
- ウーマン・ラブ・ウーマン(2000年、アメリカ)
- KiSSingジェシカ(2002年、アメリカ)
- ナチュラル・ウーマン(松浦理英子原作・脚本、1994年)
- LOVE MY LIFE(やまじえびね原作、2007年)
[編集] 主なゲイ映画作品
- 真夜中のパーティ(1970年、アメリカ)
- 蜘蛛女のキス(1985年、アメリカ・ブラジル)
- 真夜中のカウボーイ (2001年、アメリカ)
- ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ (2001年、アメリカ)
- 僕の恋、彼の秘密(2004年、台湾)
- ブロークバック・マウンテン(アン・リー監督、2006年日本公開)
- 薔薇の葬列(ピーター主演、1969年)
- ハッシュ!(橋口亮輔監督、2001年)
- メゾン・ド・ヒミコ(犬童一心監督、2005年)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ゲイというキーワードで映画を見る個人サイト。