ロッテルダムの奇跡
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ロッテルダムの奇跡(ロッテルダムのきせき)とは、2000年7月2日、オランダ・ロッテルダムのフェイエノールト・スタディオンで行われたユーロ2000の決勝戦で、フランス代表がイタリア代表に延長ゴールデンゴールで逆転勝ちし、劇的な優勝を決めたことを指すフランスでの通称である。イタリアでは「ロッテルダムの悲劇」と呼ばれる。
[編集] 試合経過
後半10分にデルベッキオのゴールでイタリアが先制する。その後フランスは何度もチャンスがあったがイタリアの堅い守備に阻まれてきた。そのままロスタイムに突入、イタリアは優勝を確信し、フランスは諦めムードが漂う中、ヴィルトールが奇跡の同点ゴールを決めた。
試合は延長戦に突入するが、イタリアは土壇場で追いつかれたことによる引きずりで守備が乱れ、延長前半13分にダビド・トレゼゲがゴールデンゴールを決めフランスの優勝が決まった。自国開催の1998 FIFAワールドカップに続くビッグタイトルを獲得した。