サッカーイタリア代表
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国または地域 | ![]() |
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協会 | イタリアサッカー連盟 |
愛称 | Azzurri(アズーリ) |
監督 | ロベルト・ドナドーニ |
最多出場選手 | パオロ・マルディーニ(126試合) |
最多得点選手 | ルイジ・リーバ(35得点) |
初の国際試合 | 1910年5月15日対フランス 6-2 |
最大差勝利試合 | 1948年8月2日対アメリカ合衆国 8-1 |
最大差敗戦試合 | 1924年4月6日対ハンガリー 1-7 |
W杯出場回数 | 16回 |
W杯初出場 | 1934 FIFAワールドカップ |
W杯最高成績 | 優勝(1934、1938、1982、2006) |
サッカー欧州選手権出場数 | 6回 |
サッカーイタリア代表 (Nazionale di calcio italiana) はイタリアサッカー連盟によって編成されるサッカーのナショナルチームである。通称アズーリ(“青”の意)。
青という国旗にない色をチームカラーとする世界でもまれなナショナルチームであり、(ほかの例としては日本の青やオランダのオレンジがある。)また、その青色は地中海ブルーと呼ぶ事もある。 イタリア代表のユニホームが青いのは、イタリア王国の王家ことサヴォイア家からきているとされることがある。
ウルグアイ、ドイツ、ブラジル、アルゼンチンと並んで、ワールドカップで複数回優勝を経験している5つのナショナルチームの一つであり、現在に至るまで強豪の一角としてみなされている。
伝統としてカテナチオ(“閂”の意)と呼ばれる守備戦術を持ち、その守備力は世界最堅を誇る。近年ではアルベルト・ジラルディーノ、ルカ・トニなど強力なフォワードが育ち、さらにアンドレア・ピルロ、フランチェスコ・トッティ、アレッサンドロ・デル・ピエロなどのタレントも揃い、攻撃面にも厚みが加わった。
ワールドカップではPK戦全敗であったが、2006年ドイツW杯では決勝戦でW杯PK戦初勝利を収めた。 またその勝利によりワールドカップ優勝を果たし、優勝回数通算4回はドイツを引き離し欧州勢最多、ブラジルに次ぐ2番目の優勝回数となった。 長丁場の戦い方を知っており、決勝戦まで駒を進めた時は大抵、一次リーグではぱっとしない成績で、そこから尻上がりに調子を上げている。逆に一次リーグで素晴しい成績を収めた時は途中で敗退することが多い。
目次 |
[編集] ワールドカップの成績
- 1930 - 不参加
- 1934 - 優勝
- 1938 - 優勝
- 1950 - グループリーグ敗退
- 1954 - グループリーグ敗退
- 1958 - 予選敗退
- 1962 - グループリーグ敗退
- 1966 - グループリーグ敗退
- 1970 - 準優勝
- 1974 - 1次ラウンド敗退
- 1978 - 4位
- 1982 - 優勝
- 1986 - 2次ラウンド敗退
- 1990 - 3位
- 1994 - 準優勝
- 1998 - ベスト8
- 2002 - ベスト16
- 2006 - 優勝
[編集] ヨーロッパ選手権の成績
- 1960 - 不参加
- 1964 - 予選敗退
- 1968 - 優勝
- 1972 - 予選敗退
- 1976 - 予選敗退
- 1980 - 4位
- 1984 - 予選敗退
- 1988 - ベスト4
- 1992 - 予選敗退
- 1996 - グループリーグ敗退
- 2000 - 準優勝
- 2004 - グループリーグ敗退
[編集] 選手
[編集] 現在の選手
[編集] GK
[編集] DF
- ファビオ・カンナバーロ(レアル・マドリード)
- ジャンルカ・ザンブロッタ(FCバルセロナ)
- マルコ・マテラッツィ(インテル・ミラノ)
- アンドレア・バルツァッリ(パレルモ)
- マヌエル・パスクアル(フィオレンティーナ)
- マッシモ・オッド(ACミラン)
- ダニエレ・ボネーラ(ACミラン)
- マックス・トネット(ASローマ)
[編集] MF
- マウロ・カモラネージ(ユヴェントス)
- ステファノ・マウリ(SSラツィオ)
- フランコ・セミオーリ(キエーヴォ・ヴェローナ)
- マッシモ・アンブロジーニ(ACミラン)
- アンドレア・ピルロ(ACミラン)
- ジェンナーロ・ガットゥーゾ(ACミラン)
- ダニエレ・デ・ロッシ(ASローマ)
[編集] FW
- ルカ・トーニ(フィオレンティーナ)
- アルベルト・ジラルディーノ(ACミラン)
- アレッサンドロ・デルピエロ(ユヴェントス)
- アントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼ)
- トンマーゾ・ロッキ(SSラツィオ)
- ファビオ・クアリャレッラ(サンプドリア)
[編集] 歴代監督
直近5代を記載。
代 | 氏名 | 期間 |
---|---|---|
46 | ロベルト・ドナドーニ | 2006年7月14日~ |
45 | マルチェロ・リッピ | 2004年7月16日~2006年7月13日 |
44 | ジョバンニ・トラパットーニ | 2000年7月6日~2004年7月15日 |
43 | ディノ・ゾフ | 1998年8月1日~2000年7月4日 |
42 | チェーザレ・マルディーニ | 1997年1月22日~1998年7月31日 |
[編集] キャップ・得点ランキング
[編集] キャップ
位 | 名前 | キャップ数 | 期間 |
---|---|---|---|
1 | パオロ・マルディーニ(#) | 126 | 1988-2002 |
2 | ディノ・ゾフ | 112 | 1968-1982 |
3 | ファビオ・カンナヴァーロ(#) | 105 | 1998- |
4 | ジャチント・ファッケッティ | 94 | 1963-1974 |
5 | マルコ・タルデッリ | 81 | 1976-1984 |
5 | フランコ・バレージ | 81 | 1982-1994 |
5 | ジュゼッペ・ベルゴミ | 81 | 1981-1998 |
8 | デメトリオ・アルベルティーニ | 79 | 1991-2000 |
9 | アレッサンドロ・ネスタ(#) | 78 | 1996- |
9 | ガエターノ・シレア | 78 | 1975-1986 |
[編集] 得点
位 | 名前 | 得点数 | キャップ数 | 期間 |
---|---|---|---|---|
1 | ルイジ・リーバ | 35 | 42 | 1965-1971 |
2 | ジュゼッペ・メアッツァ | 33 | 54 | 1930-1938 |
3 | アレッサンドロ・デル・ピエロ(#) | 27 | 79 | 1995- |
3 | ロベルト・バッジョ | 27 | 56 | 1988-2004 |
5 | フィリッポ・インザーギ(#) | 22 | 50 | 1997- |
[編集] 歴代の主な代表選手
バロンドール受賞選手には☆と受賞年を表記。
- GK
- アルド・オリビエリ
- フランチェスコ・トルド
- ジャンルカ・パリュウカ
- ディノ・ゾフ
- DF
- MF
- FW
[編集] 外部リンク
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