ローバー600
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ローバー600は1993年に発表された、英国のローバーグループが発売したセダン型の乗用車であり、日本では当時ローバーグループの日本法人だった、ローバージャパンが輸入元だった。
当時ホンダと提携したこともあって、メカニズム的には当時の欧州向けアコード（日本向けのアスコットイノーバとほぼ同じ）と共通だった。クラスはBMW・3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスと同等だった。
エンジンバリエーションは2.0L、2.3Lのホンダ製ガソリンエンジンとが用意され、のちに1.8Lのホンダ製ガソリンエンジン、また日本未投入であったが2.0Lの自社製2.0直噴ディーゼルターボエンジンと2.0Lの自社製ガソリンターボエンジンも追加された。
[編集] 日本仕様
日本では、ローバージャパンが1994年11月から発売を開始し、当初2.0Lの620SLiと2.3Lの623Sliが輸入された。本革シートやサンルーフなどを標準装備とした最上級グレード623SLiの車両本体価格は299万円と当時のトヨタ・マークIIや日産・ローレルとほぼ同じだったので、発売開始1か月で約1,000台の受注があるなどイギリス車としては異例の売れ行きをみせた。
のちに布シートを採用した1.8Lの廉価版618Siも投入された。日本仕様は4速ATのみの設定だった。
[編集] 後継車種
1998年に生産中止され、1999年にローバー800と統合された後継車「ローバー75」が発売された。
