ローブ
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ローブ(robe)とは、衣類のひとつ。
主に上下が一続きになったゆったりとした外套を指す。ガウンの一種。
[編集] 語源
ゲルマン語でroubとは「戦利品、略奪品」の意味であった。それがフランク王国時代にラテン語に取り入れられ、衣服の意味へと変化を遂げた。フランス語ではrobeとはドレスやガウンを指すが、それを語源とする英語のrobeは、聖職者の法衣など特殊な用法でのみ使われる場合が多い。日本語のローブは多くがこの英語から来ている。
[編集] 英語におけるローブ
キリスト教の聖職者が羽織るガウンをローブと呼ぶ。また、裁判官などが法廷内で羽織るガウンやキリスト教系の学校の卒業式などで生徒が羽織るガウンなど、神聖な儀式などで使われるガウン(アカデミックドレス)もローブと呼ばれている。また、中世ヨーロッパを舞台としたファンタジー作品において、魔法使いなど神聖なキャラクターが羽織るものもローブと呼ばれている。