ヴァチュール・アンテルム
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ヴァチュール・アンテルム(Voiture AnthelmeまたはVoituret Anthelme、1618年頃-1683年12月14日)は フランスの修道士、天文学者である。1670年7月20日に新星を発見し、記録に残したことで知られる。近代に入ってからの最初の新星を記録したものである。
シャトゥネー(nl:Chatenay-Vaudin)に生まれた。ディジョンの修道士であった。アンテルムの発見した新星は今日ではこぎつね座 CKと呼ばれる。1670年7月20日に3等星ほどの新星を発見した。7月25日にはダンチィヒのヨハネス・ヘヴェリウスもこの新星を独立して発見した。一旦暗くなった新星は1971年に再び明るさを増し4月には2.6等に達した。ヘヴェリウストスやジョバンニ・カッシーニらが観測を行った。
アンテルムにはまた彗星にかんする著書がある。
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