ノート:七人の侍

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評価について

>また当時の映画としては超大作といえる2億円の資金が投じられ、製作には充分な時間がとられた。

できれば、これが当初の予定から大幅な予算と撮影期間超過であることに触れた方が良い。

>本作の評価の一つに、時代考証が正確無比だったことが挙げられる。

本作に限らず、黒澤が時代考証にこだわったことは確かだが、必ずしもそれに忠実であったわけではない。

>黒澤は戦闘シーン及び侍たちがとった戦法にリアリティがあるのかどうかを自衛隊などの識者にきいて回ったところ、みなが時代に非常に忠実と口をそろえたという。

黒澤は自衛隊の関係者から「隊員の教育用にこの映画を見せたい。」戦法については「米軍の文書に書かれてる内容と同じ。どこで資料を見たのか？」と不思議がられたと述懐している。