三之宮峡
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市内を流れる浜ノ瀬川上流にあり、九州山地南縁に堆積した加久藤溶岩凝灰岩層などが浸食された奇岩が卓越しており、屏風岩、千畳岩、他に河童洞、櫓の轟などの見所がある。
[編集] 概要
この三之宮峡の特徴は、明治時代に、木材の運搬のために利用された素掘りのトンネルが11箇所も残されており、現在も遊歩道の一環として利用されていることである。このトンネルは当時のまま残されており、昼間でも常夜灯しか設置されていないために薄暗く、夏場でも冷気が漂う。
また、櫓の轟(とどろ)は滝壺を覗き込むことによって、通常の沢の音とは異なる勇壮な音が聞こえる淵として有名で、三之宮峡のハイライトの一つ。環境省(当時は環境庁)指定の ‘残したい’日本の音風景100選 にも選定された景勝である。
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