三輪芳朗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三輪 芳朗(みわ よしろう、1948年 - )は、愛知県出身の経済学者。東京大学大学院経済学研究科金融システム専攻専任教授。専攻は産業組織論、規制、コーポレートガバナンス。
愛知県立旭丘高校を経て1970年、東京大学経済学部(小宮隆太郎ゼミ)卒業。1976年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了後、信州大学経済学部助教授。1986年、東京大学経済学部助教授、1996年、東京大学経済学部教授に就任。
1995年から1997年にかけて、行政改革委員会規制緩和小委員会で委員を務め、規制緩和と再販制の廃止を強硬に主張し、日本新聞協会の渡邉恒雄と激しく対立。渡邉から鶴田俊正(専修大学教授)・金子晃(慶應義塾大学教授 ※当時)と共に国会で「三悪人」と糾弾される。以降、新聞・出版業界から徹底的に締め出される状態が続いているためインターネット上にサイトを開設し、自説の詳細を公表している。
目次 |
[編集] 著書
[編集] 単著
[編集] 共著
- (柳川範之・神田秀樹)『会社法の経済学』(東京大学出版会, 1998年)
- (J.マーク・ラムザイヤー)『日本経済論の誤解――「系列」の呪縛からの解放』(東洋経済新報社, 2001年)
- (J.マーク・ラムザイヤー)『産業政策論の誤解――高度成長の真実』(東洋経済新報社, 2002年)
[編集] 共編著
- (西村清彦)『日本の流通』(東京大学出版会, 1991年)
- (西村清彦)『日本の株価・地価』(東京大学出版会, 1991年)
- Distribution in Japan, co-edited with Kiyohiko G. Nishimura, (en:Oxford Universitry Press, 2002).