上杉和也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上杉 和也(うえすぎ かずや)とは、あだち充原作の漫画『タッチ』に登場する架空の人物である。上杉達也の双子の弟である。また、お笑いコンビザ・たっちのかずやの名づけの由来でもある。経歴は明青学園中等部→明青学園高等部。享年16。アニメにおける声優は難波圭一。
[編集] 人物
とても優しい人物で、南からは、「優しすぎる」と評されたほどである。容姿はとてもハンサムで、学業も優秀。運動神経も抜群で野球部のエースでもあることから当然モテモテであるが、本人は浅倉南一筋。「南を甲子園に連れてって」という子供の頃の願いを実現させるために、野球を懸命に練習。小さいころは達也のほうが上だったが、それによる南のキスに多少ジェラシーを抱き、雨の日も練習。結果、天才とも評されるピッチャーとなる。上杉和也と浅倉南は、明青学園のベストカップルにも選ばれた。とても思慮深い人物のため、兄の達也が自分のために身を引いたことを理解しており、達也の才能を強く意識することになる。後に南が達也のことを好きだということが分かったとき、焦りを感じて、多少強引な手に出る。その後和解して、正面から南を奪い合おうと達也と誓うが、その直後死亡。 以上のことから、南を一途に思い、南のために生きた人物であった。
[編集] 業績
明青学園中等部時代、野球部のエースとして幾度も野球部を勝利に導く。そのため、高等部進学前から当時野球部の中心的存在だった黒木から注目された(その黒木は、和也と達也を見間違えたが)。また高校進学後も明青学園野球部のエースとして1年生ながら活躍し、チームを決勝へ導く。しかし決勝戦へ向かう途中、車に轢かれそうになった男の子をかばい、死亡。彼の死は、多くの人間に影響を与えることとなる。