上津屋橋
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上津屋橋(こうづやばし)は、京都府久世郡久御山町と八幡市を結ぶ、木津川に架けられた木造橋である。川が増水すると橋桁が流される独特の構造から、流れ橋と呼ばれることが多い。全長は356.5mで、幅は3.3m。京都府道281号八幡城陽線の一部となっている。歩行者と自転車の専用橋となっている。位置情報北緯34度52分5.38秒東経135度44分52.45秒。
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[編集] 歴史
以来現在までに、集中豪雨や台風、梅雨などで15回以上流されている。
[編集] 構造
通常の桁橋では橋脚と橋桁は固定してあるが、上津屋橋では橋桁は橋脚に乗せてあるだけで、水位が上昇するとそのまま水に浮かんで流されるようになっている。橋を丈夫にして流されるのを防ぐのではなく、流されてしまおうという考え方である。また、上流から流されてきた物が橋脚と橋桁の間に引っかかってダムを造り、増水して堤防が決壊することも防げる。流された橋桁が下流に流失するのを防ぐために、橋桁を8つに分け、その1つごとにロープで橋脚につないである。なお、73基ある橋脚の内17基はコンクリート製となっている。
[編集] 付近
上津屋橋の八幡市側には、やわた流れ橋交流プラザという施設があって、食事や入浴、宿泊も出来る。
[編集] その他
上津屋橋の周囲は堤防の外側(注:河川の堤防は、市街地側が内側(堤内)といいます。)のため、民家や電柱などが存在しない。また木造の雰囲気もマッチするため、時代劇のロケ地としても有名である。
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