二重平方数
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二重平方数(にじゅうへいほうすう)とは、狭義には別の自然数の四乗(平方の平方)になっているような自然数のことである。最小の二重平方数は 14 = 1 であり、二重平方数は無数にある。小さい数から順に列記すると
1, 16, 81, 256, 625, 1296, 2401, 4096, 6561, 10000, 14641, …
[編集] 二重平方数の性質
二重平方数 n4 は (n2)2 と変形されるためすべて平方数である。
例: 24 の約数は 1(=20), 2(=21), 4(=22), 8(=23), 16(=24) の5つである。
一般に p4 は 1, p, p2, p3, p4 の5つの約数を持つ(pは素数)。
また1万、1億、1兆などの数は 104n = (10n)4 と表わされるので全て二重平方数である。
二重平方数の下2桁は 00, 01, 16, 21, 25, 36, 41, 56, 61, 76, 81, 96 の12通りのうちいずれかである。
全ての自然数は高々19個の二重平方数の和で表わすことができる。また十分大きな自然数は高々16個の二重平方数の和として表わすことができる。(→ウェアリングの問題)