今日泊亜蘭
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今日泊 亜蘭(きょうどまり あらん、1910年(明治45)7月28日 - )は、東京都下谷根岸生まれの日本の小説家、SF作家。本名は水島 行衛(みずしま ゆきえ)。
[編集] 経歴
上智大学外国語学部卒。
日本最初のSF同人誌『宇宙塵』に設立より参加。1962年、戦後初のSF長編小説「光の塔」(「苅得ざる種」改題)を発表。
『文芸日本』に水島多樓(みずしま・たろう)名義で発表した「河太郎帰化」は、1958年(上半期)直木賞候補に推される(ちなみにそのときの受賞作は、山崎豊子『花のれん』と榛葉英治『赤い雪』)。
30ヶ国以上の言葉を操る在野の言語学者としても活躍。
他の代表作に『海王星市(ポセイドニア)から来た男』、『我が月は緑』(本編は「光の塔」から30年後の話)、『アンドロボット'99』など。
都市伝説「牛の首」を発表。
[編集] 著作リスト
- イワン・イワノビッチ・イワノフの奇蹟
- 遙かなりカシオペアの女
- 光の塔
- 我が月は緑
- 最終戦争(短編集)
- 海王星市(ポセイドニア)から来た男(短編集)
- ムムシュ王の墓
- 奇妙な戦争
- 海王星市(ポセイドニア)から来た男
- 綺幻燈玻璃繪噺(きねおらま・びいどろゑばなし)
- 縹渺譚(短編集)
- 縹渺譚(へをべをたむ)―大利根絮二郎の奇妙な身ノ上話
- 深森譚(しむしむたむ)―流山霧太郎の妖しき伝説
- 宇宙兵物語(「外惑星野郎ども」シリーズ)(短編集)
- ケルベルス嵐の日
- 輪(アヌルス)
- 13人目の男
- 後(おく)れた火星便
- 宙(そら)の砂漠を
- 天女と羽衣
- 薔薇刺しぬ
- 仔山羊たち
- うぶごえ―ある産科医の話
- 釦と留め金
- 訣別の賦
- まぼろし綺譚(短編集)
- 夜走曲
- くすり指
- 死を蒔く男
- 東京湾地下街
- 見張りは終った
- 確率空中戦
- みどりの星
- 御国の四方を
- 河太郎帰化
- 滝川鐘音無(たきのがわ・かねのおとなし)―いを姫物語
- 新版黄鳥墳(うぐいすづか)
- 玉手箱のなかみ―新編おとぎ暦
- アンドロボット'99
- 氷河0年
- 怪獣大陸
[編集] 評伝
- 評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭(峯島正行著/青蛙房刊)