仲ツ山古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仲ツ山古墳(なかつやまこふん、仲津山古墳とも)は、大阪府藤井寺市沢田4丁目にある前方後円墳。現在、宮内庁によって、仲津媛(応神天皇皇后)の陵墓に比定されている。
[編集] 概要
古市古墳群の北部、誉田御廟山古墳の北東に位置する。全長約290m、後円部径約170m、高さ約26.2m、前方部幅約193m、高さ23.2mで、古市古墳群で2番目、全国でも9番目の大きさを誇る。墳丘は三段築成で、葺石と埴輪が確認される。くびれ部の両側には造り出しがある。国府台地の最高所にあるため、周濠は空濠に近い湿地帯になっている。
主体部については不明であるが、石棺が存在することや勾玉が出土したことが伝えられている。また、発掘調査により、外堤外法面に葺石が施されていることが判明した。出土した埴輪の特徴から、古市古墳群の巨大前方後円墳では、津堂城山古墳に次いで古く、5世紀前半の築造と推定されている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 古墳 | 藤井寺市 | 日本の歴史関連のスタブ項目