伏目温泉
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伏目温泉(ふしめおんせん)は、鹿児島県指宿市(旧国薩摩国)にある温泉。山川温泉(やまがわおんせん)とも呼ばれる。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 湧出温度100℃前後の塩化物泉。周辺にある指宿温泉などの温泉地と比較して塩分濃度が高い。
[編集] 温泉地
伏目海岸と呼ばれる海岸付近に指宿市営(旧山川町営)山川砂むし保養施設(山川天然砂むし温泉)があり、他にヘルシーランドと呼ばれる公衆浴場や老人福祉施設がある。内陸部の温泉は農業などに利用されており、豊富な地熱を利用した山川発電所がある。
[編集] 歴史
海岸付近に温泉や高温の噴気があることは古くから知られており麻の加熱処理や砂むしに利用されていた。1943年(昭和18年)頃から本格的な開発が始まり、1963年(昭和38年)までに8本の井戸が掘削された。温泉は製塩に利用されていたが、1964年(昭和39年)に温泉製塩が禁止されて以降は農業や観光に利用されている。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 黒川達爾雄 『かごしま文庫41 いで湯の国・鹿児島』 春苑堂出版、1997年、ISBN 4-915093-48-4。
- 山川町編 『山川町史(増補版)』 山川町長中村治男、2000年。