伝統工芸
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伝統工芸(でんとうこうげい)とは長年に渡り受け継がれている技術や技が用いられた美術・工芸及びその品のこと。
日本の伝統工芸としては、伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基づき、国(経済産業省指定)が認定する伝統的工芸品。
また、各地方自治体が認定する伝統工芸等がある。
目次 |
[編集] おもな伝統工芸品
- 大館曲げわっぱ(秋田県)
- 南部鉄器(岩手県)
- 宮城伝統こけし(宮城県)
- 会津塗(福島県)
- 益子焼(栃木県)
- 江戸木目込人形(埼玉県)
- 江戸切子(東京都)
- 赤津焼(愛知県)
- 輪島塗(石川県)
- 九谷焼(石川県)
- 信楽焼(滋賀県)
- 西陣織(京都府)
- 備前焼(岡山県)
- 熊野筆(広島県)
- 土佐和紙(高知県)
- 博多人形(福岡県)
- 久留米がすり(福岡県)
- 唐津焼(佐賀県)
- 伊万里(佐賀県)
- 有田焼(佐賀県)
- 大島紬(鹿児島県)
- 琉球びんがた(沖縄県)
※詳しくは、伝統工芸品の項目を参照。
[編集] 伝統工芸品の種類
- 陶磁器…「九谷焼」・「備前焼」など
- 織 物…「西陣織」・「久留米がすり」など
- 漆 器…「会津塗」・「輪島塗」など
- 和 紙…「土佐和紙」など
- 金工品…「南部鉄器」など
- 木工品…「大館曲げわっぱ」など
- 人 形…「博多人形」など
- こけし…「宮城伝統こけし」など
[編集] 伝統工芸の特徴
- 熟練した技が必要
- 手工業である
- 日常生活で使われている
- 代々長い歴史がある
[編集] 伝統工芸の問題点
- 若い後継者の不足
- 原材料の不足
- 値段が高い
[編集] 国からの保護
昔からの伝統工業の技術を、守り、育て、発展させるために「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」が、作られた。 伝統的工芸品の指定条件は、以下の通りである。
- 日常生活で使われている工芸品である
- 手工業である
- 技術、原材料が100年以上受け継がれている
- 一定の地域で産業として成り立っている
2006年(平成18年)11月現在、経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は全国に207品目ある。