元素記号
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元素記号(げんそきごう、atomic symbol)とは、元素、あるいは原子を表記するために用いられる記号のことであり、原子記号とも呼ばれる。
分子の組成をあらわす化学式や、分子の変化を記述する化学反応式などで利用される。
現在使用されている元素記号は1814年にベルセーリウスが考案したものに基づいている。ラテン語、英語、ドイツ語の元素名から1文字または2文字をとってつくられている。
物質の構成要素を記号であらわすことはかつての錬金術においてもおこなわれていた。 化学者ジョン・ドルトンも独自の記号を開発して化学反応を記述していたが、現在はアルファベットでの表記が国際的に使われている。