党中央
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党中央(とうちゅうおう)とは、中央委員会(en:Central Committee)の略称である。また党内で決定権を持つ個人または集団を比喩的に指すこともある。主にマルクス・レーニン主義政党における用語である。
マルクス・レーニン主義政党の中央委員会は、党の最高意思決定機関である党大会(代議員によって構成され数年に一度開かれる)で選出され、次の党大会までの間は党大会の任務を代行する。党の規模が小さい場合、中央委員会が実質的に日常的な意思決定を行う常設機関となるが、政権を掌握したり党員数が増えて規模が拡大すると、中央委員の数も増え、常設機関にできなくなるため、さらにその上に常設機関(政治局(en:politburo)、幹部会などと呼ばれる)を設けるのが普通である。
なお、金日成が死去する以前の北朝鮮で「党中央」と言えば、金正日の婉曲表現であった。
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