入之波温泉
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入之波温泉(しおのはおんせん)は、奈良県吉野郡川上村(旧国大和国)にある温泉。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 含炭酸重曹泉(山鳩湯)
- 単純泉(五色湯)
いずれの泉質も源泉温度が低い
[編集] 温泉街
吉野川の源流に近い山奥、大迫ダムのほとりに2軒の旅館「山鳩湯」、公営の「五色湯」が存在。
そのうちの山鳩湯は、湯船に岩のような析出物がつく、成分の多い濁り湯で有名。毎分500Lの湧出量がある。
大台が原に向かう登山道の途中に、江戸時代の湯治場であった五色湯跡があり、現在も温泉が湧いている。但し、ここで湧出しているお湯は五色湯旅館で使われていない。
[編集] 歴史
古くから薬湯として知られ、江戸時代には湯治に訪れる人も多かった。
昭和48年に大迫ダムが完成した際に温泉はダムに沈んだが、その後ボーリングによって源泉を掘り当て、山鳩湯旅館が営業を始めて温泉は復活した。 ダムに沈んでから復活した温泉は、他にも日中温泉、鶴の湯温泉、大牧温泉、猿ヶ京温泉、大塩温泉などがある。