全国白バイ安全運転競技大会
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全国白バイ安全運転競技大会(ぜんこくしろばいあんぜんうんてんきょうぎたいかい)は全国の各都道府県警察及び皇宮警察から選抜された白バイ乗務員らによる安全運転技能の向上、士気の高揚及び全国交通機動隊員の融和団結を目的とした競技大会。
[編集] 概要
1969年より警察庁主催にて行われている。第1回大会を三重県の鈴鹿サーキットで開催、1993年からは毎年10月初旬に、茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センター安全運転中央研修所を会場に開催される。
競技種目はバランス走行、トライアル走行操縦、不整地走行操縦(モトクロス)、傾斜走行操縦(スラローム走行、所謂ジムカーナ)に別れ、バランス走行と傾斜走行には交通取締業務に使用する通常の白バイを使用、トライアルと走行と不整地走行には専用の競技車両が使用される。主に減点方式で採点され、種目別、個人、団体と順位がつけられ優勝した各都道府県警察及び皇宮警察が表彰される。
車両はVFR750Pが使用されていたが第38回大会よりVFR800Pが使用されている。
競技の参加は主に男性乗務員であるが、傾斜走行競技のみ女性乗務員も参加している。
また、広報イベントとして白バイ展示・パトカー試乗会(ギャランVR-4、NSX、スカイラインGT-Rなど)なども開催されている。その他、県によっては覆面パトカーで来るため、全国の覆面パトカーを見ることもできる。