八進記数法
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八進(位取り)記数法(はっしん-くらいどり-きすうほう)あるいは簡単に八進法(はっしんほう)は、0~7までの八個の数字で数を表現する記数法である。
これ以降このページで0から始まる数値は八進数を表し、0以外の数値から始まる場合は十進法を表すことにする。 例えば、十進法の100は、
- 100 = 1 * 82 + 4 * 81 + 4 * 80 = 0144
となり、逆に
- 0100 = 1 * 82 + 0 * 81 + 0 * 80 = 64
となる。 二進法の三桁を八進法の一桁で表現できるため、二進数の表現をするのに適しているが、実際のコンピュータの内部では8の倍数桁(例えば32桁ないし64桁)の二進数を扱うことが多いため、二進数の四桁を一桁で表す十六進数の方が頻繁に使われる。
自然言語では、カリフォルニアのユキ語およびメキシコのパメ諸語が八進法を用いている。これは指自体ではなく指の股を数えるためである。