典礼
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典礼とは、カトリック教会の用語で、教会における、神に対する公的な奉仕行為、またはそのための儀式一般を意味する。またその様式をもいう。転じて宗教学などでは、キリスト教一般における公的礼拝およびその様式をも典礼という。ギリシャ語で「公共の奉仕」ないし「人々の奉仕」を意味するリトルギア(λειτουργια)に相当する。
個人的に行う奉仕や儀式に対しては典礼とは言わない。たとえば、ロザリオの祈りは典礼とは言わない。公式な礼拝行為としての典礼は、東方正教会では奉神礼と呼ばれ、プロテスタント教会では単に礼拝と呼ばれる。
様式としての典礼にはいくつかの種類があり、西方教会ではローマ典礼、東方教会ではビザンチン典礼が広く行われる。この意味での典礼で聖体の変化を伴うものを、東方正教会では「聖体礼儀」という。ビザンチン典礼にはさらにいくつかの種類があるが、ヨハネス・クリュソストモス典礼(東方正教会では「金口イオアンの聖体礼儀」)がもっとも頻繁に行われる。
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