内山峡
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内山峡(うちやまきょう)は長野県佐久市にある千曲川支流、滑津川にある峡谷。古くから天下の奇勝として名が高く、富岡街道を通る人々から信州耶馬渓と呼ばれ親しまれてきた景勝地である。古く中世には内山城が建てられ、その要害地として機能した。
屏風岩、ナポレオン岩、お姫岩、行人岩、傘岩、蓬莱岩、だんご岩など無数の奇岩が見られる。中でもお姫岩は、地域にまつわる悲恋の伝承が伝わり、多く語り継がれている。これらは荒船山の火山活動によって流出した熔岩が冷えて固まったものが風化したもので、独特の柱状節理が見られる。
また、近年では地元住民によって沿道に植えられたコスモスで知られ、内山峡の周囲一帯はコスモス街道の異名を持つ。
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