割 (相撲)
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大相撲でいう割(わり)は取組のこと。また取組を書いた紙も割(正式には割紙、または幕内、十両だけのものは「小割」「顔ぶれ」とも呼ぶ)。相星同士の力士の間で、優勝決定戦は割は組まれるものの、正式な取組とはされない。あくまでも本場所の取組に限ることで、「割」とは本割の略称ともいえる。
- 取組を編成することを「割を組む」という。
- 横綱・大関同士は休場などで対戦が不可能な場合を除き、必ず毎場所対戦が組まれるのが慣例であるが、通常は上位力士と当たらない平幕下位力士が終盤まで優勝争いに絡んできた場合に横綱・大関との取組を組み、ある横綱・大関同士の対戦を組まないことがある。これを「割を壊す(崩す)」という。
- 一度編成した取組を、休場力士が出たりしたために組み替えることがある。これを「割り返し」という。