力水 (相撲)
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力水(ちからみず)とは、大相撲における儀式の一つで、力士が土俵に上がったときに他の力士から渡される清めの水で、神聖な土俵に上がる時に身を清めるために使われる。
水桶を白房下と赤房下の東西に1個づつ配置し、水桶から柄杓(ひしゃく)で水を汲んで、これを力水とする。力水をつけるのは前の取組で勝った力士で、負けた力士はつけることができない。勝った力士がいない場合には、次の取組の控え力士が力水をつけ、次の取組の力士もいない場合には、土俵上に上がっている力士の付け人が力水をつける。この場合でも付け人なら誰でも良いというわけではなく、当日の取組で勝った付け人のみが力水をつける。このとき、付け人は、浴衣を着て片肌脱ぎの装いをする。付け人がいない場合、間に合わない場合には、呼び出しが力水をつける。力水をつけた後は、力紙で口や顔の汗などを拭いて身を清める儀式を行う。ひしゃくを使うようになったのは1941年からで、それ以前は杯を使用していた。
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