勾当台公園
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勾当台公園(こうとうだいこうえん)は、宮城県仙台市青葉区にある都市公園。
地下鉄南北線の勾当台公園駅の地上にあり、国道48号を境に東西に分かれている。市役所寄りの西側は勾当台公園市民広場として週末を中心に催しがよく行われている。県庁寄りの東側は野外ステージのほか、志賀潔胸像や谷風像と言った銅像がいくつか設置され、仙台市民に愛される公園となっている。
1986年までは、鍵字路の角に位置する四角形の公園であったが、道路(現:県道仙台泉線)の付け替えに伴い、公園の中央を道路が通るようになった。そのため、公園は三分割された。
名称の由来は仙台藩藩祖伊達政宗が寵愛した盲目の狂歌師花村勾当の屋敷があった高台なので勾当台という。花村勾当の屋敷があったのは現県庁付近といわれ、現在の勾当台公園には定禅寺という寺院があったが、明治維新後に廃寺となった。勾当台公園に接する定禅寺通りの名は、この旧寺から来ている。