北斗宗家
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北斗宗家(ほくとそうけ)とは、武論尊原作、原哲夫画の漫画『北斗の拳』『蒼天の拳』に登場する架空の一族。
今からおよそ四千年前、古代中国夏王朝時代に、中原(中国)を統治する天帝の盾として切望された。いわゆる天才暗殺一家。北斗神拳と北斗琉拳の源流である。宗家の秘拳は無敵なものであったがそれ故に受ける技も完璧に組まれており、同じ拳を同程度に身につけた者同士が闘った際には決着が付くものではなかった。それ故に北斗神拳が、後には北斗琉拳が編まれた、とされている。
春秋戦国時代がのちに来ることからも、古代中国では戦争が常に繰り返され、時の支配者も絶大な守護力を欲したようである。
北斗宗家の正統な血すじを受け継いでいるのはケンシロウ、ヒョウ、リュウケン、霞拳志郎らだが、カイオウ・ラオウ・トキもその流れを汲んでいる。
[編集] 北斗宗家秘拳
- 擾摩光掌
- ヒョウが使った技。ヒョウをそれまで圧倒していたケンシロウが、避けきれず大きなダメージを食らったほどの技。
- 万手魔音拳
- ヒョウがケンシロウに対して使ったが、両者の相打ちを拒んだシャチがヒョウの胸を貫いたため、放ちきることはなかった。名前の通り、圧倒的な数の打撃を加える技だと思われる。
- 凄妙断裂
- カイオウの得意とした必殺の拳。宗家の拳では最強のはずだったが、最強であるが故に受けの技も極められており、ケンシロウには通じなかった。
- 闘気乱層
- アニメ版でケンシロウがカイオウの暗琉襲撃破に対して使った技。両手で合掌した後に白光りする闘気を放ちながら、相手の闘気技を受け止め、その中に北斗七星の形に構えを取り円を描くようにして攻撃を吸収し、闘気ごと完全に消し去り無力化する。
- 拳盗捨断
- ケンシロウがカイオウに致命的なダメージを与えた技。拳そのものを破壊することで、相手を倒す。ケンシロウは「実戦においては拳にこそ隙がある」云々と語っているので、実際には戦場で成長してきた北斗神拳の技なのかもしれない。
カテゴリ: 北斗の拳 | 架空の能力・格闘技・武術