南芳一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南 芳一(みなみ よしかず、1963年6月8日 - )は、日本の将棋棋士。大阪府岸和田市出身。木下晃七段門下。棋士番号147。
目次 |
[編集] 人物
- 対局中、正座したままほとんど動かず、棋界一寡黙とも言われ、堅実で腰の重い棋風もあって石のお地蔵様と指しているようだとして「地蔵流」と呼ばれる。
- 王将戦・棋王戦といった冬に行われるタイトル戦に強かったため「冬将軍」とも言われる。
- その棋風や雰囲気から「リトル大山」と言われたこともある。
- 昭和50年に賀集正三門下で7級で奨励会に入会したものの、すぐにB(降級の一歩手前)になり同年9月に退会。昭和52年に改めて木下門下で5級で入会するという、異色の経歴を持つ。
- 昭和55年に四段に昇段した「55年組」の一人。四段昇段後5年でA級入りしタイトル戦登場16回、獲得・防衛7回の実力者であるが、近年(特に羽生世代の台頭後)はやや不振である。
- 関西本部所属。
- 内藤國雄に嫌われている。
[編集] 昇段履歴
- 1981年1月19日 - 四段
- 1982年4月1日 - 五段
- 1983年4月1日 - 六段
- 1985年4月1日 - 七段
- 1986年4月1日 - 八段
- 1989年2月22日 - 九段
[編集] 主な成績
(2005年09月20日現在)
[編集] 獲得タイトル
[編集] 一般棋戦の優勝歴
- 早指し選手権戦 1回(第23回)
- 若獅子戦 2回(第5回、6回)
- 勝抜戦5勝以上 3回(第6回、12回、14回)
[編集] 将棋大賞
- 第10回(1982年度) 勝率第一位賞・連勝賞・新人賞
- 第13回(1985年度) 連勝賞
- 第15回(1987年度) 殊勲賞
- 第16回(1988年度) 敢闘賞
- 第17回(1989年度) 技能賞