南駒ヶ岳
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南駒ヶ岳(みなみこまがたけ)は、長野県の木曽山脈にある山。標高2,841m。北には空木岳、南は越百山へと続く主稜線上にある。 深田久弥が日本百名山を選ぶ際、木曽駒ヶ岳に次ぐ木曽山脈の2つ目の山を南駒ヶ岳と空木岳のいずれにするか最後まで迷ったという。
南駒ヶ岳の東側には、擂鉢窪(すりばちくぼ)カールがあり、登山者の間では日本有数のお花畑として知られている。また、カール下部には、山肌が大きく崩れ落ちた百間ナギがあり、富士山の大沢崩れ、大谷崩ノ頭の大谷崩れとともに、日本三大崩れと言われている。百間ナギは現在も崩壊を続けており、お花畑が消滅するのではないか、と言う声もある。 伊那側の山麓の飯島町からは、春になるとカール上部に五人坊主の雪形を見ることができ、農作業の目安として昔から利用されてきた。
[編集] 近隣の山小屋
- 木曽殿山荘
- 越百小屋
- 駒峰ヒュッテ