及川浩治
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及川 浩治(おいかわ こうじ、1967年2月15日 - )は、ピアニスト。宮城県出身。4才の頃からピアノを始める。
[編集] 略歴
- 1984年、ヴィオッティ・ヴァルセージア国際コンクール第1位受賞。
- 1985年、国立音楽大学入学。
- 1986年、ブルガリア国立ソフィア音楽院に留学し、4年間研鑚を積む。
- 1987年、留学中、アレクシス・ワイセンベルクの公開セミナーに参加し、氏本人の意向により特に設けられた最優秀特別賞を受賞し、練習用のグランドピアノを授与された。
- 1990年、マルサラ国際コンクール第1位受賞。
- 1990年、第12回ショパン国際コンクールにおいて最優秀演奏賞を受賞。
- 1991年、国立音楽大学に復学。
- 1992年、日本でのコンサート活動を開始。同年、日本国際音楽コンクールにおいて第2位受賞。1995年3月にサントリーホールにてデビュー。
これまでに国内各地でのリサイタルをはじめ、主要オーケストラとの共演を精力的に行っているが、1995年11月にはサル・プレイエル(プレイエル・ホール)にて佐渡裕指揮/ラムルー管弦楽団との共演でパリ・デビューを飾る。1997年、1998年にヴァイオリニストの五嶋みどりとデュオを組み、全国各地で演奏。
- 1999年、「ショパンの旅」をスタート。さらに今年は「情熱のベートーヴェン」という公演も並行して行っている。
ダイナミックな中にも繊細さを持ち合わせ、内面にダイレクトに訴えかける演奏は、多くの絶賛の声とともに幅広い層の共感を得ている。