古川舞
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古川舞(ふるかわ まい、1983年10月15日 - )は、大阪出身北海道育ちで、デビュー以来佐賀在住だったが今は北海道在住の競艇選手。 登録番号4354。身長155cm。血液型O型。97期。佐賀支部所属。
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[編集] 来歴
大阪生まれで10歳の頃北海道に転居した。北海道紋別北高等学校卒業後、やまと競艇学校に第95期選手養成員として入学したが途中で退学。再受験して第97期選手養成員として再入学。翌年卒業しデビュー。初勝利に期待がかかる選手である。
[編集] 経歴
- 2003年10月 やまと競艇学校に第95期選手養成員として入学(その後退学)
- 2004年10月 やまと競艇学校に第97期選手養成員として再入学
- 2005年9月 やまと競艇学校卒業
- 2005年11月18日 唐津競艇場・一般戦にてデビュー(6着)
- 2007年3月24日 佐賀→北海道に登録住所地を変更し出走
[編集] 人物・エピソード
- やまと卒業時には「北海道出身」ということで大いに話題になった。競艇場や支部の無い北海道から競艇選手が誕生したこと、北海道・東北出身者は、関東近辺の支部に所属するのが一般的だったのに遠く離れた南の地である佐賀支部への所属を選んだこと、さらに古川が女子選手だったこともあって注目を集めることになった。北海道居住の選手は熊谷直樹などそれまで数人いたが、まったくの新人で「北海道出身者」は珍しく、まして女子選手だったからだ。北海道から新人で競艇選手が誕生したのは事実であるが、厳密に言えば「やまと卒業時に北海道が住所地であった選手」であって、それ以外はやや誇張されて大げさに伝えられた面が多い。「北海道出身」が強調されるあまり、選手紹介で司会者が「北海道生まれ」と誤って紹介したり、ネット上の競艇関連サイトなどでも誤引用されたことがあったが、古川は生まれは大阪であって北海道ではない。通算すると大阪の方が在住歴が長い。競艇を最初に知ったのも大阪時代である。支部として佐賀を選んだのは競艇学校に近く、教官の地元であったから薦められた以外に、父親がこの近くの出身者であったことも理由になっている。古川はデビュー以来佐賀を住所地にしており、一度も北海道を住所地として出走したことはなかったが、2007年3月24日の下関オール女子戦より登録住所地を北海道に変更して出走している。
- 師匠は松尾孝明で、同門の先輩には山口俊英、峰竜太などがいる。
- 目標は「おばあちゃんになってもレーサーでいること」である。
- 古川自身が語る自分の長所は「立ち直りが早い」、短所は「自分に甘い」。
- 2006年1月住之江競艇場で行われたオール女子戦で、レース中のアクシデントで古川の艇が2マーク側のネトロンに完全に乗り上げてしまった。古川はレースを続行しようと艇からネトロンの上に降り、艇を水面に押し出そうとした。結局押し出すことが出来ずに失格となった。
- 2006年4月12日桐生競艇場で行われた女子リーグ戦の選手紹介で「艇界のハルウララと呼ばれないように頑張りますので、応援宜しくお願いします!」と力強く宣言しておじぎしたところ、マイクに頭を強打。頭を押さえ笑いながら去る古川に場内がドッと沸き、司会者からは「面白すぎます」と言われた。