喜多弘
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喜多弘(きた・ひろし、1932年~1999年)は、宝塚歌劇団専属の振付家。大阪府出身。
- 前身は梅田コマ劇場の専属ダンサー。
- 1962年、宝塚歌劇団に専属の振付家として招かれる。
- 男役をより美しく格好よく見せる振付に定評があった。『ベルサイユのばら』の「ばらのタンゴ」「ボレロ」、『風と共に去りぬ』の「セントルイス・ブルース」「ナイト&デイ」など、再演のたびに踊り継がれるダンスを多数手がけた。また大人数を幾何学的に舞台に出し入れする振付も上手く、初舞台生のロケットの振付を18回手がけている。
- 愛情ある厳しい稽古は評判で、物が飛んでくる事もしばしばあったという。
- 1997年5月、ロマンチックレヴュー『魅惑Ⅱ』の振付を最後に宝塚歌劇団を退職。その後1999年に急逝した。
- 弟子に羽山紀代美がいる。