国鉄クハ16形電車
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クハ16形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した旧形電車である。1953年(昭和28年)6月1日に実施された車両形式称号規程改正(改番)により片運転台式の3扉ロングシートの17m級制御車に与えられた形式である。旧クハ38形、クハ65形がクハ16形に改称された。その内訳は次のとおりである。
- 16000~16015 - オリジナルのクハ38形で31系に属する。台車はTR23。詳細は国鉄31系電車#クハ38形を参照。
- 16100~16138 - モハ30形を電装解除したクハ38形50番台を改称したもの。台車はDT10で屋根はモニタールーフ。詳細は国鉄30系電車#モハ30形の電装解除を参照。
- 16150~16166 - モハ30形を電装解除したクハ38形50番台を改称したもの。台車は1928年製のDT11で屋根はモニタールーフ。詳細は国鉄30系電車#モハ30形の電装解除を参照。
- 16200~16234 - モハ30形を電装解除したクハ38形を丸屋根に改造したもの。台車はDT10。詳細は国鉄30系電車#中央東線乗入れ用改造車を参照。
- 16250~16264 - モハ30形を電装解除したクハ38形を丸屋根に改造したもの。台車はDT11。詳細は国鉄30系電車#中央東線乗入れ用改造車を参照。
- 16300~16304 - モハ31形を電装解除したクハ38形200番台を改称したもの。台車はDT11。詳細は国鉄31系電車#モハ31形の電装解除を参照。
- 16400~16543 - クハ65形を改称したもの。台車はTR11。詳細は国鉄50系電車#クハ65形を参照。
- 16506~16562(偶数) - 旧クロハ16形の800番台を番号整理により改番したもの。詳細は国鉄50系電車#二等車の廃止と改番を参照。
- 16600~16607 - モハ50形を電装解除したクハ65形250番台を改称したもの。台車はDT10。詳細は国鉄50系電車#制御車、付随車代用を参照。
- 16800~16862(偶数) - クハ65形の半室を二等室としたクロハ16形を、1957年の二等車廃止により格下げしたもの。後に番号が整理され、400番台の続番に改められた。詳細は国鉄50系電車#連合軍専用車と代用二等車を参照。