大海神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大海神社 | |
---|---|
所在地 | 大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89 |
位置 | 北緯34度36分50秒 東経135度29分37秒 |
主祭神 | 豊玉彦命 豊玉姫命 |
社格等 | 式内社(小) |
本殿の様式 | 住吉造 |
例祭 | 10月13日 |
大海神社(おおわたつみじんじゃ、だいかいじんじゃ)は、大阪市住吉区にある住吉大社の境内摂社である。式内社。
延喜式神名帳に「大海神社 二座 元名津守氏人神」と記載されている。住吉大社創建以来の宮司家である津守氏の氏神を祀る神社である。住吉大社に祀られている住吉神(すみのえのかみ)は、綿津見神(わたつみのかみ)と同時に現れた海の神であり、近縁性が指摘されているが、大社宮司の津守氏の氏神が「おおわたつみ」であることは、その古代の消息を語っている。代々、「大領氏」と称する津守氏の嫡男が大海神社の社司となるならわしであった。
祭神は、現在は豊玉彦命・豊玉姫命となっている。『神名帳考証』では大綿津見命・玉依姫命、『神祇志料』では塩土老翁・豊玉姫命・彦火々出見尊としている。いづれも海幸彦・山幸彦神話にかかわりのある神である。本殿脇の「玉の井」という井戸の底には、海幸山幸神話に登場する潮満珠があるという伝承がある。
カテゴリ: 大阪府の神社 | 式内小社 | 摂末社 | 神道関連のスタブ項目