大行天皇
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大行天皇(たいこうてんのう)は、天皇が崩御(死去の意)した後、追号が贈られるまでの呼称。 大行は「大いなる行ない」を意味し、ここでは死去した天皇への顕彰を表す語として用いられている。
また、「逝きて帰らぬ天皇」の意味があるともいわれている。
現在の制度(一世一元の制)に基づけば、在位中の年号をもって追号とされることが定制であるが、あくまでも追号が贈られるのは大喪の礼に先立って行われるものであるため、それ以前の段階においては官報に掲載する場合でも用いられる呼称である。
各宗教団体の機関紙などでは「大行天皇の追悼法要営まれる」などと掲載されている。
例えば、仏教教団において位牌をたてる場合などには、追号が贈られるまでは白木や紙で仮の位牌を立てたりして法要を営む場合もある。
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