大阪市役所
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大阪市役所(おおさかしやくしょ Osaka City Government)は、地方公共団体である大阪市の執行機関としての事務を行う行政組織(役所)である。職員数は約4万8,000人。
この項目では、建物としての大阪市役所本庁舎(Osaka City Hall)についても記述する。
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[編集] 大阪市役所本庁舎
大阪市の中心部、中之島に位置する。御堂筋の東側に位置し、正面には日本銀行大阪支店が位置する。市役所の裏側には、中之島図書館や大阪市中央公会堂、東洋陶磁美術館がある。
市役所の南側には淀屋橋が架かっており、また最寄り駅も淀屋橋駅であるため、市役所に行くことを「淀屋橋に行く」と、表現されることもある。
現在の庁舎は、昭和61年に完成したものである。
[編集] 大阪市庁(旧庁舎)
府市一体の特別市から1899年に独立し市制をしき、1912年に堂島浜に新庁舎が建設された。
設計を公募し、10年の歳月をかけて、1921年には、中之島に庁舎が完成。塔屋までの高さ約56mと、当時は市内最高の高さだった。鉄筋5階建てで、中央にホールがあり、四方に玄関、正面玄関には4本の円柱が立ち、ルネッサンス風の塔は市の象徴となった。
1982年に、新庁舎建設のため惜しまれながら、取り壊された。
半分ずつの建て替えだったので、今でも屋根にその名残が残っている。また、市役所1階には「大阪市廳」と書かれた札が展示されている。
参照→[1]
[編集] 組織
[編集] 海外事務所
[編集] 沿革
[編集] 特徴
大阪市内のことについては、大阪府庁よりも強い権限を持っていると言っても過言ではなく、大阪市内の都市計画を主に進めていたのも大阪市役所である。市営交通(大阪市交通局)については、市営モンロー主義を参照されたし。
また、組織の中枢となる幹部職員を京都大学、大阪大学や大阪市立大学の出身者を中心に固め、中央省庁との人事交流が少ない。そのため、「中之島モンロー主義」と呼ばれている。