天地開闢 (中国神話)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中国神話における天地開闢(てんちかいびゃく)は、史記にも記載がなくその初めての記述は呉の時代(3世紀)に成立し た神話集『三五歴記』にある。盤古開天闢地(ばんこかいてんびゃくち)、盤古開天(ばんこかいてん)とも。
[編集] あらすじ
天地がその姿かたちをなす前、全ては卵の中身のようにドロドロで、混沌としていた。その中に、天地開闢の主人公となる盤古が生まれた。盤古が死ぬと、その死体の頭は五岳(東岳泰山を筆頭とした北岳恒山、南岳衡山、西岳華山、中岳嵩山の総称)に、その左目は太陽に、その右目は月に、その血液は海に、その毛髪は草木に、その涙が川に、その呼気が風に、その声が雷になった。