太乙膏
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太乙膏(たいつこう)とは、軟膏の漢方薬。神仙太乙膏ともいう。黄色で、独特の匂いがある。「神仙太一膏」として中国の北宋の徽宗 (宋)の勅令による『太平恵民和剤局方』(陳師文、裴宗元、陳承の編著)に記載されていた処方をもとにしている。名前は中国語でタイチーとなり太極、太一と同音で同じ意味である。
(太乙膏という医薬品は、複数のメーカーで製剤されている。本記事は漢方処方の神仙太乙膏について記載されているが、漢方処方でない太乙膏もあるので注意を要する。)
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[編集] 効果・効能
- きり傷・むしさされ・とこずれ・やけど及びその他の肉芽形成(火傷)
- 赤み・熱をとる作用にすぐれ、アトピーの治療にも使われることがある
[編集] 用法・用量
- 適宜患部に塗布するかまたはガーゼなどに展延し患部に貼布
- 塗り込むのではなく、そっとかぶせるように塗るようにすると良い
[編集] 成分の例
100g中