子安美知子
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子安 美知子(こやす みちこ 1933年9月5日- )は、日本の教育学者、ドイツ文学者。ソウル生まれ。東京大学教養学科ドイツ文科卒業、大学院比較文学比較文化専修修了。 早稲田大学教授を務める。夫は日本思想史の子安宣邦大阪大学名誉教授、娘は子安文。 1970年代、家族で西ドイツに留学し、シュタイナー教育に触れ、その体験を描いた『ミュンヘンの小学生』が話題となり、1976年、毎日出版文化賞を受賞。その後もシュタイナー教育に関する本を出し、ついでミヒャエル・エンデに関する著書も著した。現在は早稲田大学名誉教授。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『ミュンヘンの小学生』中央公論新社 1986年7日 ISBN/JAN:4121004167
- 『ミュンヘンの中学生』朝日新聞社 1980年(のち朝日文庫)
- 『魂の発見 シュタイナー学校の芸術教育』音楽之友社, 1981(のち河出文庫)
- 『シュタイナー教育を考える』学陽書房, 1983(朝日カルチャーセンター講座)(のち朝日文庫,学陽書房女性文庫)
- 『日本の夏 ぼくはミュンヘンから自分を探す旅に出た』晩成書房, 1983(のち朝日文庫)
- 『私とシュタイナー教育』学陽書房, 1984(のち朝日文庫)
- 『西欧の親子関係 西ドイツ生活の体験から』早稲田大学出版部, 1984
- 『エンデと語る』朝日新聞社(朝日選書)1986
- 『「モモ」を読む』学陽書房, 1987(のち朝日文庫,学陽書房女性文庫)
- 『ミュンヘン往き来 ふたつの国の娘と私』学陽書房, 1990(のち朝日文庫)
- 『幸福の法則 それは、もう一人の「私」にめざめること』海竜社, 1994
- 『シュタイナー再発見の旅 娘とのドイツ』小学館, 1997
- 『シュタイナー教育入門』学習研究社, 2000
[編集] 共著、編著
- 上松佑二との共著『シュタイナー芸術としての教育』小学館, 1988.4
- 子安文との共著『菜多沙 母と娘のリレーエッセイ』フレーベル館, 1993
- 監修『エンデの贈りもの』河出書房新社, 1999
- 上遠恵子との共著『いのちの樹の下で』海拓舎, 2001
[編集] 翻訳等
- 監訳『“授業"からの脱皮』ベルン自由教育連盟 晩成書房, 1980
- 『わたしのなかからわたしがうまれる』イレーネ・ヨーハンゾン 晩成書房, 1982
- 『シュタイナーの学校・銀行・病院・農場』ペーター・ブリュッゲ 学陽書房, 1986
- 『ミヒャエル・エンデ』ペーター・ボカリウス 朝日新聞社, 1993
- 『ハーメルンの死の舞踏』ミヒャエル・エンデ 朝日新聞社, 1993
- 『夢のボロ市』エンデ 岩波書店, 1997(エンデ全集)