実験人形ダミー・オスカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『実験人形ダミー・オスカー』(じっけんにんぎょうダミー・オスカー)は、小池一夫原作、叶精作作画によるハードボイルド・セクシーコミック。男性向け雑誌であるGOROにて連載された。過激な性描写、男性性器をバットに見立てる表現、男性性器でテーブルをひっくり返すような行動や、「でらべっぴン」等の発言等、個性的な表現で注目を集めた。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
生きている人間と見分けがつかない程のダミー=超人間を作る脅威の人形師・渡胸俊介は、普段は気弱で頼りない、シンボルも短小な小男だが、ショックを受けると筋肉質で傲慢かつ、巨根の男・オスカーに変貌する二重人格者だった!
渡胸はドイツ・フォルクスワーゲン社の事故対策実験用の高精細なダミーを作る為に招聘されるが、ダミーのモデルとなったテストドライバー・ヘルガと事故に巻き込まれる。その後、捜査に携わり渡胸を自宅に住まわせた精神科医のエヴァ、オスカーに変貌した渡胸と交わった暴走族のエルフェーとの三角関係を経て、秘密結社ヴォルフに追われて殺されたヴァルターの婚約者グレーテ、妹のドリスらとともにアメリカへの逃避行を敢行する。
アメリカへ渡った渡胸は、オスカーとしての強気な言動とその特異な能力を資産家やニューヨーク市警などに買われ、トラブルを解決していくヒーローとなっていくが、ショックを受けて気弱な人格に戻ってしまう(オスカーの時の記憶は薄い)ため、一所に留まる事が出来ずに再び放浪者に戻る事を余儀なくされる。
渡胸の二重人格=離人症は、愛情の薄い家庭で育った孤独感と、学生時代の教授の裏切りが原因であったが、放浪先でさまざまな女性との関係を経て、渡胸は本来の人格を取り戻し、日本へ帰っていくのであった。
カテゴリ: 漫画作品 し | 一般雑誌掲載漫画作品 | 漫画関連のスタブ項目