宣武区
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宣武区(せんぶく, Xuanwu-qu)は中華人民共和国の首都北京の四つの中心城区のひとつ。北京旧城の西南部を占める。面積17平方キロ、人口41万人(2002年)。区名は旧北京城の宣武門に由来する。
[編集] 概要
ほぼ宣武門に外側に広がり、北は西城区、東は崇文区、南は豊台区、西は海淀区に接する。
北京の4つの中心市街地の1つ。北京市政府の統計によって、4つの市街区内の30%の住民の生活は貧困ラインの下にある。
古代の燕都薊城の遺蹟があり、北京の雅称を燕京というのはこれに由来する。また金中都の遺蹟も所在し、古都北京の発祥地である。中国イスラム教徒・回族の集住地である牛街のモスク牛街礼拜寺、昔の町並みが再現された骨董街琉璃厂、京劇の発祥地である湖広会館、古刹・法源寺、報国寺など絢爛たる文化遺産をもつ。