小泉武夫
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小泉武夫(こいずみ たけお、1943年 - )は日本の農学者、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授。農学博士。1994年4月から日本経済新聞の夕刊に連載しているコラム「食あれば楽あり」が好評を博している。自宅の台所「食魔亭」ではさまざまな料理が供される。そのコラムで多数の小泉造語といわれる表現を生み出し、いずれも独特で味わいがありより食い物のうまそうな文章としている。あだ名は「味覚人飛行物体」、「走る酒壷」、「鋼鉄の胃袋」、「発酵仮面」、「ムサボリッチ・カニスキー」。
[編集] 略歴
[編集] 著書
- 『酒肴奇タン』中央公論社、1999年(タンの字は機種依存)
- 『発酵食品礼讃』(文春新書、1999年)
- 『漬け物大全』(平凡社新書、2000年)
- 『食と日本人の知恵』(岩波現代文庫、2002年)
- 『食に知恵あり』(日経ビジネス人文庫、2002年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の第1弾の文庫版。
- 『食あれば楽あり』(日経ビジネス人文庫、2003年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の第2弾の文庫版。
- 『酒に謎あり』(日経ビジネス人文庫、2004年)
- 『人間はこんなものを食べてきた』(日経ビジネス人文庫、2004年) - 学生に「食文化論」として講義したものを再構成したもの。
- 食物の保存法
- 火にあぶったり、太陽に当てて脱水すること
- アルコールで脱水すること
- 植物の葉に包むこと
- 塩に漬けること
- 煙で燻すこと
- 灰をまぶすこと。
- 食物の保存法
- 『食の堕落と日本人』(小学館文庫、2004年)
- 『食に幸あり』(日経ビジネス人文庫、2005年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の第3弾の文庫化。
- 『不味い!』(新潮文庫、2005年)世にうまいものを書いた本は無数にあるが、まずいものだけを書いた本というのは非常に珍しい。
- 『くさいはうまい』(文春文庫、2006年)
- 『小泉武夫の料理道楽食い道楽』(日本経済新聞社、2005年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の単行本化、第4弾。