左翼党 (ドイツ)
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左翼党(独語でDie Linkspartei、左派党、左派新党とも訳す)とは、2005年に下記二つの政党が結成した政党連合(統一会派より更に踏み込んだ連合)の名称。将来は正式に合併して同名の政党に統一する事を目指している。2005年9月18日に行われた連邦議会選挙では、約8%(前回は4%)の得票を得て議席獲得に必要な5%の枠を突破。54議席を獲得し、事実上、議会第4党相当の獲得議席規模に躍り出ることに成功した。
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[編集] 構成
[編集] 「WASG」
WASGとは、「Arbeit & soziale Gerechtigkeit – Die Wahlalternative」の略称。和訳すると「労働と社会的公正のための選挙オルタナティブ」。 ドイツ社会民主党(SPD)指導部に反発したオスカー・ラフォンテーヌ元財務大臣らSPD最左派が一斉離党・独立して結成した政党。英語では「Labour and Social Justice Party」。
[編集] ドイツ連邦共和国の社会主義政党「左翼党-民主社会党」(Die Linke PDS)
左翼党-民主社会党(Die Linke PDS)は、ドイツ連邦共和国の社会主義政党。前身は、統一前のドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の独裁政党だったドイツ社会主義統一党。民主化運動が盛んだった1989年12月16日にドイツ社会主義統一党は社会主義統一民主社会党と改称。同時に綱領から独裁色を払拭した。暫くして再度党名を民主社会党(Partei des Demokratischen Sozialismus)(「民主的社会主義党」とも訳される)と変更、ドイツ統一までに計二回、党名を変更していた。
1990年に行われた東ドイツの自由選挙では大幅に議席を減らしたが、統一後の連邦議会選挙では経済不振に喘ぐ旧東ドイツ地域住民の不満を代弁する形で少なからず議席を獲得した。2002年の連邦議会議員選挙で連邦議会の議席は一旦は一ケタに落ち込んだが、州議会レベルでは第一党になっている州もあるなど、根強い支持を受けている。
[編集] 最近の動向
現在はまだ政党連合どまりである「左翼党」参加政党の党組織完全統合・単一政党化準備に向け、民主社会党は2005年7月に左翼党-民主社会党と改称している。
[編集] 外部リンク
[編集] 公式サイト
[編集] その他
- 村岡到 ドイツ総選挙での左翼党の大躍進
- ドイツ連邦議会選挙における左翼党躍進の政治的背景 -躍進の勢いは今後も持続するか?-
- 赤旗(ネット版)
- 週刊かけはし(日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部)発行)
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