平南線
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平南線(ピョンナムソン、へいなんせん)は、朝鮮民主主義人民共和国の平壌と南浦を結ぶ鉄道。
日本統治下の1910年10月16日に開通。朝鮮解放の際の日本人の引き揚げにも使われたことがある。戦後、北朝鮮の主導下で電化工事などが実施された。
[編集] 路線データ
- 路線距離:平壌-南浦間55.2km
- 駅数:10(両端駅を含む)
- 軌間:1435mm
- 電化区間:全線(直流3000V)
- 複線区間:なし
[編集] 路線概要
大同江沿いに路線が敷かれており、新南浦では狭軌非電化路線の支線と連絡している。西海閘門方面への路線もその支線の途中から分岐していて、幹線の一つである。
なお、2002年当時は準急行列車が新義州との間を結ぶように設定されていたが、昨今の経済状況に伴う整備の悪さもあって、平壌~南浦間の所要時間は3時間程度を要した。